学修スタイル

Curriculum

概要

「こころ」「からだ」「社会」の3要素を
体系的、総合的に学びます

私たち人間には、こころ、からだ、そして社会という3つの側面があります。そのいずれが欠けても人間を総合的に理解することはできません。人間科学部では、4年間を通してこの3つの側面を、基礎から専門へと体系的に学びます。

心理学、健康科学、社会学などの知識を幅広く吸収することで、複眼的な思考と実践力を身につけます。

「こころ」「からだ」「社会」の3要素を幅広く学ぶとともに、各要素をより専門的に学ぶため、人間科学部では「心理発達コース」,「スポーツ健康コース」,「人間社会コース」の3コースを設けました。
各要素の基礎を学んだ後、1年次の秋にいずれかのコースを選択します。

3つのポリシー

本学部は、人間の心身と人間社会に対する多角的・総合的思考を涵養し、人間環境の質の向上と、健康で心豊かな生活を保障する社会の確立に貢献できる人材の育成を目的とします。

1
ディプロマ・ポリシー
(学位授与の方針)

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2
カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施の方針)

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3
アドミッション・ポリシー
(入学者受入の方針)

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人間を深く、多角的に理解できる人材を育てます

現代社会はますます複雑化し、教育問題、高齢者福祉問題、環境問題など多くの難問を抱えています。 だからこそ、社会は、その解決に貢献できる人材として、「人間」を深く、多角的に理解している人を強く求めています。 人間科学部は「人を育て」「人を支え」「社会に提案する」人材を育成することをめざし、人間について総合的・学際的に理解する学びの場を提供します。同時に、実験、実習、フィールドワークなどを通して、現実社会の問題に対応することのできる判断力と実行力を備えた、実践的人材を育成します。

汎用性の高い基礎力と専門性を獲得する

人間科学が対象とする領域は極めて広範囲に及びます。それだけに、戦略的に学ばないと卒業後に生きてくる力を得ることが難しくなります。

数多くの科目の中には、組み合わせて学ぶことで、単独で履修する以上の効果を生み出すものも多くあります。そこで、人間科学部では身に付けられる能力ごとに、鍵となる科目をグループ化しました。具体的には、全コース共通となる3つの基礎的能力を高める科目群と、各コースそれぞれ3種の専門力を高める科目群です。

各グループの科目を重点的に履修することで、社会人としての基礎的能力と、大学ではこれを学んだと語れる、深い専門性を養います。

全コース共通 3つの基礎的能力

社会に羽ばたくためのジェネリックスキルを培う

3つの基礎的能力は、大学での専門的学習を支援するためだけでなく、社会にでてから直面する多様な課題に正しく、効果的に取り組むための力となります。ジェネリックスキルとも呼ばれるこの力を養うことは、大学生活の重要な目的のひとつです。 人間科学部の学生の多くが、大学では専門的知識を習得するだけでなく、広範囲な教養や能力を身につけたいと希望しており、そうした要望にも応えるカリキュラムです。

対人関係力
コミュニケーション

自分の考えや思いを他の人に効果的に伝えること、相手を正しく理解すること、それにはスキルが必要です。対人関係の問題を客観的課題としてとらえ、冷静に適切な解決策を見つけるために、さまざまな能力を高めます。

  • 言語処理能力
  • 数量的スキル
  • 情報活用力
  • 他者との協調性

自己管理力
セルフ・マネジメント

人生のさまざまな課題に取り組むには、対人関係能力と並んで、自分を適切にコントロールする能力が重要です。感情をコントロールし、目的意識をもちながら常に意欲を保つことなどの能力を高めて行きます。

  • 主体的実行力
  • 自律的学習力
  • 行動持続力
  • ストレスコントロール

批判的思考力
クリティカル・シンキング

なんとなく世間や感情に流されて判断するのでなく、問題の本質を発見し、証拠に基づく論理的で偏見のない思考、自らの考えを意識的に吟味し、解決のための計画を立案する力を育てます。

  • 課題発明力
  • 論理的思考力
  • 情報分析力
  • 計画立案力

3つの基礎的能力を養う科目群

ゼミ First Year Seminar(FYS)、基礎ゼミナール、専門ゼミナールⅠ・Ⅱ、 卒業研究
概論 人間科学概論、人間関係論、人間形成論、教育学概論、心理学概論、健康学概論、社会学概論、社会学概論、社会福祉学概論
情報 情報処理Ⅰ・Ⅱ、実践メディア論Ⅰ・Ⅱ、プログラミング演習
語学 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、外国語文献講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
教養 健康科学とスポーツⅠ・Ⅱ、共通テーマ科目(社会と人間Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、共通教養科目
特別 人間科学特別講義、キャリア特別講義

グラフで見る人間科学部の学生の特長

全学部の中で満足度 No.1

神奈川大学では定期的に学生生活実態調査を行っています。その調査結果からは、満足度の高い学生生活を送っている人間科学部の学生の姿が見えてきます。

満足度は全学部で最高

神奈川大学への満足度を点数であらわすと?という質問に対し、人間科学部の学生が回答した平均点は全学部の中で最高でした。 学食や設備・施設等についても、「とても満足している」あるいは「ある程度満足している」と答えた学生が8割を越えています。

大学に求めるもの

人間科学部の多くの学生が、幅広い教養と、専門的な知識、そしてコミュニケーションを在学中に身につけたいと考えています。 こうした要望に応えるように、人間科学部のカリキュラムも考えられています。

住まい アルバイト

自宅から通学する学部生は55.1%。これは神奈川大学の平均値に近い数値です。横浜キャンパスの学部としては、寮生活をする学生がやや多いようです。 アルバイトをせずに、勉強やサークル活動に多くの時間を費やす学生の率は、神大平均を大きく上回っています。