石井 哲次 ゼミナール

研究課題

人間科学専門ゼミナールⅠ
「運動やスポーツの仕組みの基礎」
人間科学専門ゼミナールⅡ
「運動やスポーツの仕組みの応用」

研究内容

人間科学専門ゼミナールⅠ・Ⅱ

 あなたは、100m を何秒で走れますか? 成人男性では15秒ぐらいですが、世界最高記録はウサイン・ボルトの9秒58、女性でもフローレンス・ジョイナー10秒49という記録です。同じヒトなのに、「なぜこんなに速く走れるのか」「何が違うのか」「何を鍛えれば速く走れるのか」などの疑問が生じます。
 これらの疑問を明らかにするためには、からだや運動の仕組み、動作をスポーツ生理学やトレーニング科学、栄養学などさまざまな分野の学問をもとにして科学的に理解することが必要になります。
 ゼミでは、からだや運動の仕組みを多角的に科学するための基礎的な測定や分析を行い、スポーツを科学したいと思います。
 ゼミⅠでは、各自が興味ある運動やスポーツの仕組みについての最新の情報や基礎的な知識を調べ、まとめることで知識を共有したいと思います。
 ゼミⅡでは、ゼミⅠで調べたことをもとにアンケート調査や測定などを行い、論文形式にまとめることを目的にしていきます。
 卒業研究では、ゼミⅠとゼミⅡの成果をもとに、さらに研究活動を行います。

指導方針

 ゼミでの研究活動は、ゼミⅠで基礎、ゼミⅡで応用、卒業研究で発展と研究を継続して指導していきたいと思います。
 ゼミⅠでは、運動やスポーツに関する興味ある論文や記事をまとめレジュメを作成し、抄読会を行い知識の共有をはかります。また、簡単なアンケート調査や測定機器を使い基礎的な研究活動を行います。
 ゼミⅡでは、健康や体力の維持増進やスポーツ競技成績の向上のために必要な能力を明らかにするために、基礎的な測定の立案から結果処理まで行いまとめます。
 ゼミでは、各自が責任を持って活動を行ってください。

使用文献

エドワード・フォックス著『選手とコーチのためのスポーツ生理学』大修館書店
中西光雄著『運動生理学実験』技術書院
その他、随時指示をします。

教員より新ゼミ生へ一言

 私は、今からトレーニングをしてスポーツで金メダルを取ることは無理ですが、みなさんにはまだその可能性があります。メダルを取るためには、トレーニングの開発や発想の転換、創意工夫などが必要なのです。どうしたらメダルを取れるかを考えてみませんか。みなさんが持っている能力を発揮しませんか。そのお手伝いをしたいと思います。
 一緒に勉強しませんか。一緒にスポーツをしませんか。

選考方法

 エントリーシートの作成や面接を行います。