神大保健体育教員ネットワーク増殖中
保健体育の教員になりたい! でも、専門的なことだけではなく、総合的にさまざまな学問を学びたい! そんな想いを抱いた学生が集まるのが本学の人間科学部です。こころ・からだ・社会3つのどのコースに所属しても保健体育の教員免許状を取得できるので、心理学や社会学の基礎を学んだ保健体育教員はもちろん、スポーツ科学や健康科学を専門的に学んだ保健体育教員を目指すことも可能です。
2006年度の学部創設以来、毎年30~40名が教員免許状を取得し、そのうち半数近い学生が教員採用試験を受験しています。教員採用試験は学生にとってかなり高い壁ではありますが、2年次頃から学校ボランティア・3年次から教職関連セミナーへの参加など、自らを磨く努力をした後に4年次に合格をされる方もいます。少人数で学び合いながら挑むことで、いつの間にかチームが築かれ、認め合い高め合う仲間を増やしてゆきます。そして年度によっては受験者の約7割が一次試験合格・5割が最終合格となるほどの効果を生みます。その学び合った仲間は永い付き合いになることは言うまでもありません。
教育実習や免許状取得に向けては、保健体育教員養成の専任教員が全力でサポートします。中には、一般企業に就き3年程の経験を経てから教職の道へ進む人や、公務員を経てから教職の道へ進む人など、様々な道を辿って教職に就く方がいますが、そうした卒業後のサポートも随時対応しています。
このように様々な道を辿る方も含め、学校現場で活躍している神奈川大学出身の保健体育教員は増殖しています。長期休暇を利用してOB・OGと共に勉強する場を設けたり、一緒に教員採用試験対策をしたりと、縦のつながりも大切にしています。教育実習や教育研究活動において心強い味方であり、共に学び続ける同士です。
成長し続ける教員を目指す為の学び合いの場があります
まず理解しておきたいのは、教員採用試験への合格はゴールではなく通過点だということです。
将来を見据えて自らが成長し続けられる力を身に付けることが何よりも重要です。目まぐるしく変化し多様な価値観が飛び交う社会で将来を担う子どもたちの成長支援に携わるのですから、解は一つではありません。その時々のベストを探求していけるよう、何事に対しても省察する力を身に付け、よりよいものへ発展させる意欲と力量を仲間と切磋琢磨しながら身に付けていきましょう。
本学の保健体育教員養成では以下のような学び合いの場を提供し、学生一人ひとりの成長に寄り添っていきます。
実践力育成 + 面接・論作文セミナー 定期・集中
少人数制の定期セミナー
教職に必要な知識習得や議論を通し、各々教育観の構築をめざします。
授業実践体験:模擬授業
体育や保健の授業づくり・実践やリフレクションを実施し、授業力向上を目指します。
教員採用試験直前集中セミナー
教員採用試験の直前には、元中高校長の先生方を講師にお招きして徹底的にご指導頂きます。
実技セミナー 定期・集中
他にも多彩な種目があります。
できるようになるだけではなく、わかるまで、とことんやります。
その過程で仲間と切磋琢磨しよう!
登録から採用試験受験まで
1年次 |
教職課程仮登録スポーツ・運動にかかわる仕事は体育教師だけではない。将来自分が教職に就く可能性があるかどうか、充分に考えてから決断しよう。 |
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2年次 |
●教職課程本登録本登録=決断したからには…… ●教育実習内諾活動のための条件クリア→必要単位の修得
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3年次 |
●教育実習内諾活動●教育実習に出るための条件クリア→実習校からの内諾を得ること スポーツ健康コース主催のセミナー<少人数制>
次年度は教育実習。先生と呼ばれる3週間、学校や生徒の貴重な時間に関わることになります。 また、学校ボランティアや部活動ボランティアなどを通して、学校の組織体や教職の仕事内容など教職に就く前に学校の現状を把握しよう。とりわけ生徒とのかかわりをたくさん持つことで、理論と実践を結び付けて考えられる力を備えられるようになろう。 |
4年次 |
●教育実習(5~6月)●教員採用試験(公立)一次試験(7月) スポーツ健康コース主催のセミナー<少人数制>
学校現場に出る前に、身に付けておくべき力とは? |