2領域4分野
研究科概要
臨床心理学分野
応用実験心理学分野
スポーツ健康科学分野
地域社会学分野

地域社会学分野

現代日本の地域社会の現状と諸問題を熟知し、地域社会をデザインしていく人材を育成。

現代日本の地域社会は、1990年代以降、グローバル化と産業構造の変化に伴う地域経済の停滞、家族や近隣・地域集団における人間関係の希薄化と機能不全、少子高齢化や福祉国家の解体的状況に伴う医療・福祉の後退など、構造的変動が続いています。こうした現状から、雇用不安や格差拡大、地域の教育力・福祉力の低下、外国人の増加と共生などの諸問題が生じており、その解決を目指して新たな時代状況に対応した「地域社会の再生」が求められています。

本分野は、こうした地域社会の現状と諸問題に対する理論的・実践的な理解をもとに地域社会のあり方を提案し、その再生を推進できる人材の育成を目指します。そのため、地域社会学特論をはじめ現代社会特論、人間形成特論、社会教育特論、環境科学特論などとの協働に基づく「地域社会と人間」の総合的解明を重視するとともに、地域社会をデザインしていく上で不可欠な調査技術の向上、フィールドワークも重視します。

こうして、各自の問題意識に合わせて、福祉問題や環境問題等を解決していく上で不可欠な住民の生活・意識の特質に対応した共助システムの形成、ジェンダーの観点による性別分業社会の問い直し、自治体・企業に住民を含めた自治・参加システムの形成、大衆文化状況や人間形成の問題など、人口減少社会にも対応可能な現代日本の地域社会再生の鍵となる諸テーマについて幅広く研究していきます。さらに博士後期課程では、自立した研究者の育成を目指し、学会発表や研究論文作成のための指導を行います。

本分野は、学部卒業生の皆さんはもちろん、地方公務員や福祉・教育関係機関、調査・政策立案機関などに勤務する社会人、あるいはそうした仕事を目指す方の挑戦も歓迎します。施設などハードウェアを中心とした従来の地域計画だけでなく、住民と地域諸集団、住民と行政機関・企業との協働、連携のあり方を踏まえた仕組みづくりを提案・実行できる能力を身に付ける再学修の場となることでしょう。

教員紹介

専任教員(演習担当)

笠間千浪
KASAMA CHINAMI

教授
博士(人間科学)

専門分野

社会学

研究課題・業績

ジェンダー(セクシュアリティ)秩序をめぐる理論的研究, 象徴権力とジェンダー, 権力論および排除メカニズム, エスニシティ・「人種」・ジェンダー, 女性のサブカルチャー, ジェンダー化された〈欲望〉の政治学, 対抗的文化圏と社会構造との関係

  • <悪女>と<良女>の身体表象, 青弓社, 2012.
  • 社会学が拓く人間科学の地平:人間を考える学問のかたち, 五弦社, 2005.
  • 国際社会 第4巻「マイノリティと社会構造」, 東京大学出版会, 2002.

担当科目

人間科学研究法特論、人間科学事例研究、人間科学特別研究、人間科学特殊研究 ほか

平井 誠
HIRAI MAKOTO

教授
博士(理学)

専門分野

人文地理学
人口地理学

研究課題・業績

日本の高齢人口移動モデル, 高齢人口の地域分布とその変動要因

  • 『人口減少と地域-地理学的アプローチ』(分担執筆), 京都大学学術出版会 129-147, 2007. 
  • 『地域と人口からみる日本の姿』( 分担執筆), 古今書院 126, 2011. 
  • 『世界地誌シリーズ4 アメリカ』(分担執筆), 朝倉書店, 2011.

担当科目

地域調査法特論

松本安生
MATSUMOTO YASUO

教授
博士(工学)

専門分野

環境影響評価
環境政策

研究課題・業績

環境問題における住民の意識と行動

  • 科学的な不確実性の認識が地球温暖化対策に対する大学生の意思決定に及ぼす影響,科学技術社会論研究 第9号,2011. 
  • 社会関係資本の向環境行動への効果について-文京区を事例とした都市の廃棄物・資源政策, 環境情報科学論文集23,487-492, 2009. 
  • 燃料電池の社会的受容を規定する心理的要因に関する研究, 環境科学会誌21,(6), 435-449, 2008.

担当科目

環境科学特論、人間科学事例研究、人間科学特別研究、人間科学特殊研究 ほか

横倉節夫
YOKOKURA SETSUO

教授

専門分野

社会学

研究課題・業績

技術革新と産業構造に関する研究, 沖縄の持続的発展に関する研究, 東アジアにおける国際秩序構築に関する研究, 地域社会と市民自治に関する研究

  • 『共同と自治の地域社会論』, 自治体研究社1-327, 1998.
  • 『沖縄-21世紀への挑戦』, 岩波書店197-220, 2000. 
  • 『在日外国人と日本社会のグローバル化-神奈川県横浜市を中心に』, 御茶の水書房, 5-30,135-160, 2008.

担当科目

人間科学特論、地域社会学特論、人間科学事例研究、人間科学特別研究、人間科学特殊研究 ほか

専任教員(専門科目担当)

大西勝也
OONISHI KATSUYA

教授

専門分野

教育思想史
教育哲学
教育人間学

研究課題・業績

公民教育に関する研究, 人間形成における罰に関する研究, 身体, 時間, 空間, ミメーシスの視点からみた人間形成

  • F・W・フェルスターの公民教育論, 人文研究 第128集, 神奈川大学人文学会, 33-70, 1996. 
  • J・H・ヴィヘルンの罰論の構造と意義, 神奈川大学心理・教育研究論集, 第21号, 5-11, 2002. 
  • F・シュライエルマッハーの罰論についての批判的考察, 人文研究第147集 神奈川大学人文学会, 15-43, 2002.

担当科目

人間形成特論

寺沢正晴
TERASAWA MASAHARU

教授

専門分野

社会心理学
社会学

研究課題・業績

日本人の精神構造, 日本の伝統文化, 現代日本の大衆文化と心理

  • 笑いのコスモロジー(執筆分:現代日本の笑いの状況), 勁草書房, 33 - 61, 1999. 
  • 男性受難時代(『現代のエスプリ』別冊), 至文堂, 161-191, 1992. 
  • 日本人の精神構造-伝統と現在-, 晃洋書房, 315, 2002.

担当科目

現代社会特論

齊藤 ゆか
SAITO YUKA

准教授

専門分野

生涯教育
ボランティア・NPO

研究課題・業績

社会貢献・ボランティアを通じた人材育成とその評価、民間非営利組織の継続性と新たな雇用創出、地域資源を生かしたまちづくり・ひとづくり

  • ボランタリー活動とプロダクティヴ・エイジング, ミネルヴァ書房, 2006.
  • 実践事例にみるひと・まちづくり(共著), ミネルヴァ書房, 2013. 
  • 生涯学習政策の推進と生活を切り開くボランティアの育成, 福祉社会における生活・労働・教育, 明石書店, 252-265, 2009.

担当科目

社会教育特論

兼任教員

芝井 清久

社会統計法特論

Page Top