スポーツ健康科学分野
身体運動・スポーツ学を心理学、社会学を包括した人間学として捉え、スポーツ活動を取り巻く構造を学び情報発信の中核となる人材を育成
スポーツを媒体とした職業は、保健体育教員をはじめ自治体や教育委員会のスポーツ振興セクション、スポーツ製品・用品産業、健康・福祉産業、指導者(コーチ・インストラクター)、スポーツメディアなど多岐にわたります。現在、国内ではこれらスポーツ領域に約40万の人材が働いているといわれていますが、スポーツ活動を取り巻くユニバーサルスポーツ、少子高齢化、スポーツ社会構造に対応できる人材の育成は十分とはいえない状況です。本分野ではこうした現状を打開すべく、スポーツを身体学、心理学、社会学を包括したスポーツ健康科学として捉え、スポーツの普及・振興において高度な専門知識を有し、これからの中心的役割を担っていく人材を育成することをめざしています。
そのため本分野では、スポーツ・身体科学、心理学、社会科学の学修を通じてスポーツ領域を学際的に捉え、スポーツ活動場面や周辺構造を広く学んでいきます。このような多角的視点を重視し、スポーツの普及・振興において新しい発想での提案力を持つ職業人としての高度な能力を育成していきます。
スポーツを愛し、これからのスポーツ振興等において中心的役割を果たしたいと考える人は、学部卒業者、社会人を問わず挑戦してください。学問領域、分野を離れて自由な発想でスポーツの未来や、人間にとってスポーツが持つ意義と本質を考える絶好の機会となることでしょう。
教員紹介
専任教員(演習担当)
大後 栄治
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研究課題・業績長距離ランナーのトレーニング強度に関する研究
担当科目コーチング特論、人間科学事例研究Ⅰ・Ⅱ、人間科学特別研究 ほか |
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渡部 かなえ
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研究課題・業績健康と健康教育の国際比較, 海辺の自然体験活動が子どもの育ちに及ばず効果, 運動と健康の発育発達とエイジング
担当科目生涯スポーツ健康特論、人間科学事例研究Ⅰ・Ⅱ、人間科学特別研究 |
北岡 祐
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研究課題・業績運動による骨格筋の適応における乳酸の役割, ミトコンドリアと運動パフォーマンス, 代謝性筋疾患に関する研究
担当科目運動生化学特論、人間科学事例研究Ⅰ・Ⅱ、人間科学特別研究 |
衣笠 竜太
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研究課題・業績筋膜(fascia)と筋外膜(epimysium)がラット前脛骨筋の張力発揮に及ぼす影響,ロボットによる介護動作の筋骨格系シミュレータを用いた評価方法の研究
担当科目生体機能特論、人間科学事例研究Ⅰ・Ⅱ、人間科学特別研究 ほか |
笹川 俊
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研究課題・業績ヒトの立位バランス制御における多関節協調, 感覚情報に基づく姿勢保持筋の活動制御, 姿勢制御能力の発育発達や加齢変化
担当科目バイオメカニクス特論、人間科学事例研究Ⅰ・Ⅱ、人間科学特別研究 |
専任教員(専門科目担当)
石井 哲次
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研究課題・業績競技選手の運動能力の向上, 企業従業者のメタボリックシンドローム対策に関する健康増進事業
担当科目スポーツ科学特論Ⅲ |
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兼任教員
海老原 修 |
スポーツ科学特論Ⅳ |
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渋谷 賢 |
スポーツ科学特論Ⅱ |
仲澤 眞 |
スポーツ科学特論Ⅰ |