2領域4分野
研究科概要
臨床心理学分野
応用実験心理学分野
スポーツ健康科学分野
地域社会学分野

理念・目的

現代に生きる「人」と社会に、 深い理解を

国際化による異文化共存、少子高齢化に伴う教育・福祉等、複雑かつ急速に変化する社会情勢の中で、現代社会は解決すべき危機的問題を多く抱えています。今こそ人間科学という学問を基盤として、人間生活の質を一層高め、健康で心豊かな人間としての望ましい在り方を実現する人間社会を早急に確立する必要があります。そのためには特定の専門分野からだけでは対応が難しく、それぞれの専門知識に加えて、「人」を総合的に深く理解し、現実社会の抱える問題を熟知したうえで、主体的に柔軟に対応し得る幅広い視野と総合的な判断力、実践的な問題分析と課題解決能力を兼ね備えた人材が求められています。

このような社会の強い要請に応えるために、人間科学研究科博士前期課程と後期課程を2009年4月に同時開設しました。博士前期課程では現実的な問題解決能力を備えた高度な専門職業人の育成を目指します。

臨床心理学研究領域では徹底した少人数教育によって心理臨床家を養成します。
人間科学研究領域には3分野を設け、応用実験心理学分野では安全・快適を軸に「人」を主体とした環境設計を担う人材、スポーツ健康科学分野では、スポーツ健康科学についての高度な専門知識を有し本分野における中心的役割を担う人材、地域社会学分野では地域社会をデザインする人材を育成します。総合的学修を保証し、現場実践を重視するとともに、院生一人ひとりの質の高い独創的研究を支援します。また博士後期課程では人間科学的思考・専門知識・技術をさらに向上させ、優れた創造的研究や教育活動を行い、多様な社会の要請に応えて社会の価値創造に貢献できる知的人材の育成を目指します。
修了後は、民間企業や行政機関のほか、研究機関や教育機関といった社会の多様な場で中核的人材として活躍することが期待されます。

横浜市に位置する本学は通学至便な立地です。学部卒業生の皆さんはもとより、多様な経験を有する社会人・留学生の皆さんが本研究科に入学され、高い専門性と総合力を身につけて、人間と現代社会の諸問題の解決に向けて共に挑戦してくださることを期待します。

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